場を支配する《ヴェルサ》という名のシグニの裁定II+おまけ
どうも、お久しぶりですね。だいむねです。
もう6月も終盤ですね。今年何したかなぁと思い返してみると、何もしていませんってのが最高に笑えますね。
まあそれは置いといて本題へ移りましょうか。
今回は【ヴェルサ】と【ヨロズハタヒメ、サトリーナ】について書いていこうかと思います。
もっとも、《ヴェルサ》に関してはほとんど書き尽くしましたが、最近聞かれることの多い裁定が出たのでそれの説明です。
《ヨロズハタヒメ》と《サトリーナ》に関してもだいたいが《ルーブル》+《ヴェルサ》みたいな感じなので説明する必要あるんかなーとかは思ったんですけど、もしかしたら使うかもしれないって思うことがあったので書いとこうと思いました。
まあ8割《ヴェルサ》です。ユキ使いなんでね()
では説明に入っていきましょう。
§各カード毎の説明§
- 《ヴェルサ》
このカードの説明は3度目ですね。
まずはどんな能力やったっけってのを軽くおさらいしましょう。
詳しい裁定は前回の記事を読んでいただけると幸いです。仕組みを事細かに説明しているので納得して貰えるとおもいます。
※出現時能力を「cip」と表記します。
- 耐性のあるシグニに対しても「cipが発動しない」、「新たに得られない」が適用される。
- ヴェルサを後に出した場合に失う能力(レイヤーのような常に得ている処理をしてるもの)と失わない能力(炎固一徹のような付与した途端に処理を終えるもの)がある。
- パワーは能力ではないので、「新たに得られない」には引っかからない。
- 耐性は【耐性を得る】と書いていない限り、能力ではないので《ヴェルサ》では失わない。
といったところでしょうか。前回のブログは1、2を重点的に詳しく説明しました。3、4はちょろっと説明した程度です。
今回は5に当たる裁定についてです。対散華の時に何回か聞かれたので説明していこうとおもいます。
5.シグニが登場した際、《ヴェルサ》が何らかの方法で場を離れた場合、登場したシグニの「cip」が発動するのか否か
です。知ってる人も多そうですが、知らない人もいると思うので説明しておきますね。
まず、状況として
対戦相手のルリグ→《散華の閻魔 ウリス》
こちらのルリグ→《最幸の巫女 ユキ》
対戦相手の場→何もいない
こちらの場→《ヴェルサ》と《サーバント∞》
と仮定しましょう。
まず、対戦相手が《フーリッシュマイアズマ》を使用し、【効果で場にシグニが出るたび、-7000する】と【レベル3以下のシグニを蘇生】を選択しました。《フーリッシュ》の能力で《ヴェルサ》のパワーが-7000され、残り8000です。
次に、《散華》の【エクシード2】でデッキから《ルーレット》と《ドリーミー》を場に出しました。
《フーリッシュ》の能力で-7000が2回発動するので《ヴェルサ》のパワーは合計で-14000され、パワーが0になりルール処理でバニッシュされます。
さて、ここで問題です。《ドリーミー》で《サーバント∞》をバニッシュしたく、《ルーレット》でカードを回収したいところですが、そもそも《散華》の能力で出てきた《ルーレット》と《ドリーミー》は「cip」を発動できるでしょうか?
こんなブログでこんな質問してる時点で答えはひとつだろって方、多分それであってますw
正解は【発動する】です。
では何でそうなるのでしょうか?場に出てから《フーリッシュ》の能力で場を離れているので「cipが発動しない」に引っかからないで能力を発動できる理由は何でなのでしょうか。
それは、【「cip」は発動しないが、トリガーはしているから】です。
正直、これだけ聞くと
って顔されるかと思います。僕も若干そうでした(笑)とりあえず順を追って説明してみましょう。
まず、トリガーとは何かというところから考えてみましょう。
- trigger
【名詞】
- (銃の)引き金
- きっかけ、誘因、はずみ
【動詞】
(引き金を)引く
です。
ちなみに誘因(ゆういん)は
【ある作用を引き起こす原因】です。読み方がわからなかったからついでに調べました()
つまり、『トリガー能力』というのは、【何かをきっかけに発動する能力】ということです。『トリガー能力』の種類については《アンチアビリティ》が詳しく書いていますね。
「cip」は「場に出た時に発動する能力」であり、「場に出たという事がトリガーして発動する能力」です。
次に、「cipが発動しない」についてです。
まず、cipが発動するしくみですが、cipの発動前に『トリガー』をしてからcipが発動します。登場という引き金を引くことで能力が発動するわけですね。
「cip」自体はテキストとして存在しているので、それを発動するための引き金自体は引けますが、「それを能力として発動することができない」ということです。
前回の《ヴェルサ》解説ブログで【得る能力と能力を得るシグニの間をフィルターのようなもので遮ってしまう】と説明しました。「cip」も同じと説明しました。つまり、
【トリガーをして能力を発生させるまでの間をフィルターの様なもので遮ってしまい、結果としてcipが発動しない】
というのが《ヴェルサ》の能力の仕組みです。
図で説明してみましょう
cipの仕組みはこんな感じです。シグニが《バオバブーン》なのは個人的に好きだからですw
一度『トリガー』をしてから能力として発動します。
これが《ヴェルサ》がいると
こうなります。『トリガー』はしたものの、「cipが発動しない」によってそれが能力として現れることがありません。
簡単に説明するとこんな感じですね。
そして、《散華》の【エクシード】で出てきた《ルーレット》と《ドリーミー》、そして効果でシグニが出たことによって《フーリッシュマイアズマ》が同時にトリガーします。
ウィクロスのルール上、発動タイミングが同じ能力は好きな順に処理ができます。なのでこの場合、《フーリッシュマイアズマ》の能力2回分から処理を行い、《ヴェルサ》をバニッシュすることで『トリガー』した《ルーレット》と《ドリーミー》の「cip」も発動します。
これがどうして発動するのかの解答になります。
ちなみにこれと同じことをルーブルにすると、正面のシグニの「cip」がトリガー自体がしないので何も起きません。豆知識程度に覚えて起きましょう。
また、グズ子だと《フーリッシュ》だけではなく、ルリグ能力でも《ヴェルサ》をバニッシュしてくるのでこのような状況になることが多いかもしれませんね。
- 《ヨロズハタヒメ》と《サトリーナ》
とくに説明することないんですけどね(笑)
《ヴェルサ》のことが1つしかなかったのでこれだとなんか物足りんなぁってのでついでに足しました。
「新たに得られない」と「能力を失う」は説明し尽くした感じがするのであまり説明しませんが、豆知識程度の裁定だけ説明します。
「能力を失い、新たに得られない」が適用されている相手に《ピンチディフェンス》のような「【アタックできない】を得る」も適用されない。
です。ちなみに《ヴェルサ》の場合はできます。
ではその違いはなんでしょうか?
それはテキストの書き方が若干違うからです。
まず、《ヴェルサ》のテキストを見てみましょう。
常〉
【対戦相手のシグニは、対戦相手の効果によって新たに能力を得られない。】
ですね。ユキ使ってると普通なのに他のデッキ使うとありがたみがすごくわかる能力ですね…。
次に、《ヨロズハタヒメ》を見てみましょう。
常〉
【チャームの付いている対戦相手の全てのシグニは能力を失い、新たに得られない。】
ですね。ぱっと見上位互換に見えるんだけど…とかは言いたいけど言いません()
それより、違う点がありますよね?分かりますか?
最後に《サトリーナ》も見てみましょう。
起〉[アタックフェイズ]白
【手札からこのカードを捨てる:ターン終了時まで、対戦相手のシグニ1体は能力を失い、新たに得られない。この能力はあなたのルリグが〈ドーナ〉である場合にしか使用できない。】
です。遊戯王を遊び程度にやってたんでヴェーラーじゃん…とか言っちゃいそうですね。
まあ、これも少し書き方が違います。勿論、『能力を失う」は関係ありません。
答えは「対戦相手の効果によって」の一文です。
《ヴェルサ》にはこの一文があるため、自分の効果で対戦相手に能力を付与できますが、《サトリーナ》や《ヨロズハタヒメ》はこの一文がないため、《ピンチディフェンス》等で能力を付与することができないのです。
《最幸》や《カンポサ》もこれに引っかかりますね。
と言っても、この裁定どこで使うのって言われたら、ほっとんど使わないでしょうが、一面開けされて相手の場にアーツの効かない《マンモ》がいる場合に《サトリーナ》投げて《ピンチ》とかはあるかも?
§後書き§
いかがだったでしょうか。ブログ3ヶ月くらい書いてなかったし、聞かれることも多かったので書くことにしました。
内容が追記で良かったんじゃねってレベルなのは目を瞑って貰えると助かります(笑)
いつものように一言残して終わりたいと思います。
『ポケモンカードゲーム始めます』
はい。宣教師にのせられて始めることになりました。組むデッキはおそらく『サーナイトGX』ってやつです。
テテフとシェイミ買ったんでもう引き返せませんね。
ちなみにシェイミですが、場に出たら「手札が6枚になるようにドローする」という能力があります。
こんなカードユキに欲しいですね(願望
それではここで終わりたいと思います。
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また次回のブログでお会いしましょう。それでは(^○^)ノシ