ユキの裁定がわからない。そんなあなたに送るブログ
どうも、だいむねです。お久しぶりですね。初めての方は初めまして。ちょっと気がむいたので投稿しました。
◾︎始めに◾︎
今回書かせていただいたのは、ルーブル、ヴェルサ、最幸ユキの裁定です。なんでなんや?って思われた方もいるとおもいます。
実はフォロワーさんや対戦相手、身内などが「ユキと対戦する時の裁定めんどくさい」、「難しいからわかんない…」って言うのをよく聞いたので、まとめれたらな〜って感じで書きました。
先日、ツイートの方でまとめたものを書きましたが、詳しい例や状況を字数制限でうまく書けなかったのでブログで書くことにしました。
それでは見ていきましょう。
◾︎ルーブル◾︎
1番めんどくさいです。使用者ですらたまにわからなくなるくらいにはややこしいんで参考になればと思います。
•ルーブルの正面のルーブルは先に出てきたルーブルが優先される。
これはどういうことか説明しますね。
(例)
こちらはレベル5、対戦相手はレベル5だと想定。お互いにルーブルが3面配置されています。
135
246
と言うふうに配置されているとします(ここの数字は出てきた順番です)。
この時、能力を持っているルーブルはどの数字の3体だと思いますか?
答えは135のルーブルです。これは、先に出てきたルーブルが優先されるからです。では、この場合はどうでしょうか。
145
263
この場合は143のルーブルが能力を持っています。このように、後から出てきたルーブルは先に出てきたルーブルに絶対勝ちます。
これはスノロップのような「条件を満たせば耐性を持つ」と書いてる能力も先が優先です。
つまり、【スノロップが先に条件を満たしていて、その状況で後からルーブルを出した】場合はスノロップが勝ち、【ルーブルを先に出していて、その状況で後からスノロップを出した】場合、ルーブルが勝ちます。
これは2018年2月22日に行われたルール変更で決まったものです。
•ルーブルの正面のシグニは能力を得ることはできる
???となりますよね。しかし、これは覚えるしかないです。ルーブルは後から付与された能力は失わせることができません。
つまり、ルーブルの正面のシグニに炎固一徹を使用すると、アサシンを得ます。
これはルーブルの正面のシグニに、ピンチディフェンスのような「アタックできないを得る」を付与させれるように調整されたものと聞きました。
あとは炎志完徹とルーブルでループしちゃう事案があったらしいのでそれ対策ですね。ありがたいようなありがたくないような…。
まあこれとペアで次を見てみましょう。
•「ターン終了時まで〜を得る」のような能力は、ルーブルを後出しするか、配置を変えることで失わせることができる。
これはよく使います。特に対緑姫ですね。
例)
こちらは純白ユキでルーブル①とレベル3以下のシグニ、対戦相手は四型貫女 緑姫でランサーを付与してきました。
クトゥルコールで空いてる面にルーブル②を蘇生しました。この時、蘇生されたルーブル②の正面のシグニの能力と、後から付与されたランサーが両方消えます。
さらに、エクシード1でレベル3以下のシグニのシグニをルーブル①の前に、ルーブル①の正前のシグニをもう片方のルーブル②の正面に配置します。すると、ランサーが全部消えます。
このように、配置を変える、後から出すことによって後から付与した能力ごと消し去ることができます。
•パワーの増減は能力ではないので失わせれない。
書いて字のごとくって感じですね。ベイアなどであげたパワーをルーブルによって失わせれないと言うことです。
しかし、ボルシャックのような常時能力でパワーが上がるものはルーブルを正面に配置することによって失わせることができます。これは自身の常時能力でパワーを上げているので、能力が消えるとパワーの増加がなくなります。
•「場を離れた時」や「バニッシュされた時」と書いてある能力は、ルーブルの正面に配置されていた場合にはその状況になっても発動できない。
以外とこの状況に直面します。
例)
ルーブルの正面にはヤモリが配置されています。ヤモリに昇拳を当てた場合、ヤモリの「バニッシュされた時、緑1払うことでレベル2の龍獣をサーチする」と言う能力は不発します。
これは、場を離れた時に発動する能力は、場にいる時の状態を参照するというルールから来ています。
ヤモリがバニッシュされる時、ルーブルによって能力を持っていない状態になっている為、不発に終わります。
ドロンジョやムンカルン、ピシャトーなどもこれに当てはまりますね。
•「対戦相手のシグニの能力を受けない」とあるシグニの能力は失わせることができない。
これは、後出しも元からいる場合も同様に失わせることができません。ゲインが正面に出て来たらゲインが絶対勝ちます。
•ノーザンセブンが能力を発動した場合、ルーブルでその発動した能力を失わせることができない。
これはちょっとめんどくさいです。今から説明しますね。
例)
対戦相手は紡ぐ者で場には
バハムート、ヘルボロス、ノーザンセブン
だと想定します。
一方、こちらは純白ユキで場には
ルーブル、何か、何か
だとします。
ノーザンセブンが「新たに能力を得られない」を選択しました。
こちらのアーツ使用のタイミングになり、純白ユキのエクシード1でヘルボロスをルーブルの前に配置したとします。この時、ヘルボロスをピンチディフェンスでアタックできないを付与しようとしましたが、ノーザンセブンの「新たに能力を得られない」により、付与させることができません。
ヘルボロスの能力は確かに消え、効果のないシグニとして扱われていますが、能力を付与することができないのです。
ノーザンセブンやバハムートの前にルーブルを配置し、ピンチディフェンスで同じことをしようとしても同様に止めることはできません。
これは、ノーザンセブンの能力は、シグニに付与するものではなく、新しいルールとして書き換えを行なって「このターンは新たに能力を得ることができない」というルールを創り出したからです。
そのため、ルーブルの正面のシグニに対してピンチディフェンスで止めることができないと言うことです。
•ブラインドによって「シャドウ」を得て対象を取られなくなったシグニは、ルーブルを後出しや配置を変えることによって失わせることができる。
これはルーブルが対象をとってるのではなく、正面のシグニを勝手に無効化するからです。
言うならば「俺に近づくとやけどするぜ」といった感じで、近づくと狙ったわけでもないのにやけどを負わせちゃうって感じで見てもらえればと思います。
この場合、「俺の前に配置すると能力無くなるぜ」と言っていると思えば分かりやすいかと思います。
【追記】11/30
•レゾナをデッキバウンスした場合、ルーブルのサーチが入らない。
これを追加したほうがいいと意見がありましたので載せておきます。
例)
対戦相手の場にはサタン、こちらの場にはルーブルがいるとします。サタンに対して純白ユキのエクシード2でデッキバウンスを行いました。
その後、通常ならルーブルの「シグニがデッキに移動した時、迷宮をサーチする」が発動しますが、この場合は発動しません。
これは、ルーブルの「デッキに移動した時」の「デッキ」が山札を指すからです。しかし、レゾナは山札には移動せずにルリグデッキに移動するため、ルーブルのサーチが不発するのです。
【追記】11/30
•「このシグニが対戦相手のシグニをバニッシュした時、〜する」とあるシグニがルーブルをバニッシュした時は、その能力を発動しない。
コメント欄に質問がありましたので追記させていただきました。それでは見ていきましょう。
例)
対戦相手の場には
ウルティム、地獣、地獣
こちらの場には
ルーブル、何か、何か
だと仮定します。
対戦相手の地獣のシグニ2体がこちらのシグニをバニッシュし、ウルティムがルーブルをバニッシュしました。
通常ならウルティムの「このシグニが対戦相手のシグニをバニッシュした時、そのバニッシュが地獣、空獣による3体目のバニッシュの場合、このシグニをアップする。」という効果によりアップをします。
しかし、この場合は能力が発動せずに終わります。なぜなのでしょうか?
これはウルティムがルーブルをバニッシュした時にはウルティムに能力がなく、エナゾーンに移動した時に能力が戻るからです。
能力が戻った時にはバニッシュの処理を終えているため、ウルティムの能力が発動しません。そのため、アップをせずに終えるのです。
これは最近見たり見なかったりするアナベルにも同じことが言えますね。
コメント欄に
Q「パワーを下げたルーブルをアナベルでバニッシュしたらどうなりますか?」という質問を貰いましたので答えますと
A「何も起こらずに終わります。」
が答えになります。
◾︎ヴェルサ◾︎
ルーブルよりはマシです。ちなみに14歳らしいです。中学生ですよ中学生。では、見ていきましょう。
•ヴェルサを後出しすると、出す前に得ていた能力を「新たに得られない」によって失わせる。
インチキくさいですよね。けど、条件があります。
とりあえず下の画像を見てみましょう。
上の画像は僕が公式に質問したものです。
「スペルやアーツ、出現やトリガーによる一度きりの効果で得るもの」は基本的には炎固一徹のアサシンや宝剣のダブルクラッシュ、四型貫女緑姫のランサーなどが挙げられます。基本的に「ターン終了時まで」と書かれているものですね。
これらはもう処理が終わっているから失わせれないみたいですね。
逆に、ボルシャックのような「〜である限り、ダブルクラッシュを得る。」のような、常に得ていることをチェックするもの(常時能力で得ている能力)や、レイヤーのように、常に付与させ続けている状態のようなものは失わせることができます。
また、ナナシの、ブラインドによって得た「シャドウ」は「相手のターンの間」と書かれているため、その間はずっと与え続けてチェックをしているためヴェルサを後出しすると失います。
分かりやすくいうとヴェルサ後出しの裁定は
常時能力で得ているものは消せる、「ターン終了時まで、得る」ものは消せない
というのが分かりやすいかと思います。
•AMSの「15000になる」と「アタック時バニッシュ」、「シグニの能力を受けない」は先に出したとしても後に出したとしても、ヴェルサによって失わせることができない。
あーやをたまーに見るので案外使うかもしれませんね。
これは、AMSの能力が「〜を得る」ではなく、「〜になり、〜する」という自身の状態の変化によるものです。
なんらかの力でその力を得るのではなく、自分の力そのものを変えて扱うのでヴェルサでは失わせることができません。
いうならばAMSのような能力はポケモンでいうメガシンカですね。種族値そのものを上げるので得ているわけではありません。
「〜を得る」はつるぎのまいやてっぺきのような「能力を上昇させる」みたいなものです。
簡単な話、「〜を得る」なら失わせれます。逆に、書かれていないものは失わせれません。
•ノーザンセブンの能力は、元からいる場合はヴェルサで阻害することができず、後から出す場合も失わせることができない。
これはAMSと同じように「〜を得る」ではないからです。
•ヴェルサがいる状態でアークゲインを出した場合、アークゲインの「ルリグ以外の能力を受けない」があったとしても、出現時能力を発動することはできない。
これは、テキストそのものを変更しているものではないからです。
「〜の能力を受けない」という能力は、その能力を受けない対象からテキストの変更や状態の変化、パワーの増減をされないというものです。
ヴェルサの「出現時能力が発動しない」はあくまで出現時能力が発動しないだけであり、テキストを改ざんしているわけではないため、アークゲインの能力を持ってしても出現時能力は発動できません。
こちらはルールを書き換えているものになります。
ヴェルサに関してはこんな感じですね。
この記事長いですよね。カードごとに分けたほうがよかったかな〜とか思い少し後悔しています。もう少しで終わるので最後まで見ていただけると嬉しいです。
◾︎最幸の巫女 ユキ◾︎
前の2つよりは割と簡単な方です。上がるような事例が少ない方だと思います。このカードのシークレットがないのは公式を一生恨みましょう。
•対戦相手のアタックフェイズに対戦相手のダイホウイカに対してエクシード1で能力を失わせた場合、ターン終了時の「手札を1枚捨てる」という能力は処理されない。
これは、ダイホウイカの「ターン終了時に手札を捨てる」という能力を処理する際、ダイホウイカは能力を持っていないため手札を捨てることなく、その後にターンを終えるからです。
ユキ側からすればあんま嬉しくないですよね。しかし、逆に言えば相手のAPEXがfreezeやオタガメを捨てたいのに捨てれないなんて事もあるかもしれませんね (希望的観測)。ハンド上限で切られますけどねw
•ノーザンセブンの能力が発動した場合、その能力をエクシード1で失わせることはできない。
これはさっきから繰り返しているのでおわかりの方もいるかもしれませんが、失わせる対象のシグニが得ているわけではないからです。
ちなみに、「新たに得られない」を選択していても能力を失わせることはできます。
全体で見てこんな感じだと思います。
これは?ってものがあれば質問をしてくれれば答えれる範囲なら答えます。
◾︎終わりに◾︎
今回、「ユキとやると裁定がめんどくさい」と言われたり、「ユキの裁定無限にわからない」というつぶやきを見たりしたので、まとめれたらなーってことで書かせていただきました。
後はジャッジを呼んで起こる時間圧迫による引き分けが少しでも減ればという気持ちもあります。
ユキは能力を失わせるというウィクロスを否定した能力を持つ分、裁定が少しめんどくさくなるのでお役に立てればと思います。
最後に、僕から一言。
「ウィクロスよりボードゲームの方が楽しいからウパスは出損かもしれない。」
はい。
ウパス出ずにボドゲに参加した人の発言です。スルーしてもらって構いません。
WCL(WPS優勝者やCS優勝者のみが出場できるCS)の権利を取っていないのにボドゲ行ったので、権利持ちの身内(身内ほぼ全員権利持ち)にめちゃくちゃ煽られました。死にたいです。
では、今回はこの辺で。次回は15弾ユキの構築でも載せようかな〜って思ってます。
質問がある方は僕のTwitterアカウント@5Daimu の方にお願いします。
それでは、また次回お会いましょう。